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【読書感想】ぜんしゅの跫

読書
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 比嘉姉妹シリーズ第5弾「ぜんしゅの跫」澤村伊智著を読んだ。本作品は、表題作を含む5作品が収録された、短編集だ。

 比嘉真琴と野崎の結婚式の様子などが描写されている「ぜんしゅの跫」は、近隣で噂になっている“見えない通り魔”を調査することになっていた真琴と、あることから真琴の代わりにそれを調査することになった琴子の話。
琴子の意外な一面、真琴ならではの化け物の対処などが、読みどころだ。

 その他の短編では、比嘉姉妹あるいは野崎に近しい人が登場したり、「ぼぎわんが、来る」の前日譚である「鏡」という作品も収録されている。

 「ぼぎわんが、来る」については、こちら↓

 本書はサクッと読める短編ではあるが、どの話もよくよく考えてみると、怖い。何がどう怖いのか、ということを存分に楽しめる1冊だった。

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