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【読書感想】現代百物語 嘘実

読書
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基本的にすべて実話という岩井志麻子さんの「現代百物語」シリーズ第2弾「現代百物語 嘘実」を読んだ。

岩井志麻子さんが知人・友人から聞いた話、人づてで知った話、ご自身が経験したことなどが現代百物語として記述されている。

百物語だけれども、話は99話までで“あとがき”を入れて100話とするところに、なにか起きても不思議ではないような気持ちになる、何とも言えない奇妙な話が紹介されている。

怖い話というのは、霊障なども薄気味悪いが、生きた人間がもたらすものの方が、より恐ろしい。

例えば、、それらしく見せる為だけに関連する技能を磨く、という人がいることを知った。これまで、人は好きだから、突き詰めていきたいからという理由で技能を習得し、向上させたりするものとばかり思っていた。詐欺行為であったり、なにか別の目的があって、技能を身につける能力に長けている人がいる、ということに驚いた。

ほかにも、奇妙な話、狂気すら感じる話など、様々な話が語られているが、おそらくあの人だろう、と思い浮かぶ怖い話の語り部の方との話などを読んでいると、なんとなく落ち着かないような気分になった。

信じるか信じないか、という話をしたいわけではないが、現代百物語シリーズを読むと、やはり生きた人間が一番怖いな、と改めて思う。