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【読書感想】現代百物語 生霊

読書
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岩井志麻子さんによる「現代百物語」シリーズ第3弾、「現代百物語 生霊」を読んだ。

この現代百物語シリーズは、岩井志麻子の知人・友人から聞いた話、岩井志麻子さんご自身が経験した実話をもとにかたられている語られている。

登場人物は、複数人のエピソードを1人の物語として記述している場合もあれば、1人のエピソードを分割して別々の人の物語として記述していることもあるようだ。いずれにしても、人物などが特定されぬよう、性別、職業をはじめ脚色していることがほとんどだそう。

とはいえ、どの話もそれなりに怖い。霊感の有無にかかわらず、怪奇現象とも言えるものに遭遇する話、なんとも言えない奇妙な話、妙な魅力がある人の話などが述べられている。

何の感情も伴わない視覚的なものより、やみくもにわけもわからず怖い怖い、と感じる体験のほうが、怖い。

「現代百物語 生霊」本文より抜粋

こちらは、とある話で語られていたが、恐怖を感じるものって、こういうことなんだろうな、としっくりきた。

また、本作品では、エナジーバンパイヤの話が妙に記憶に残っている。エナジーバンパイヤとは、一緒にいるとドッと疲れるような人のことを指す言葉であり、エピソードを読むとエナジーバンパイヤについての詳細について、読み手の身の回りの人間関係などでも当てはまる人が見つかるかもしれない。

この現代百物語シリーズは、読んでいると生きている人間の怖さや奇妙なことが、多く語られている。人を殺したことがある人の目つき、その人がまとう雰囲気などについても記述されているが、私にはまだわからない。

ギョッとするような怪異に遭遇しませんように、と思いつつ、現代百物語シリーズを読まずにはいられない。