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【読書感想】猫には推理がよく似合う

読書
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「猫には推理がよく似合う」深木章子著を読んだ。

本作品は、とある法律事務所が舞台となっている。その法律事務所で働き始めた事務員の女性が、所長の飼い猫が“おしゃべりする猫”であることに気づいたことから、物語が動き始める。

法律事務所のことは、ドラマや映画などで見るばかりで、お世話になったことがないけれど、きっとこういう日常が繰り返されているんだろうな、というイメージが頭に浮かんでくるような親しみやすい描写が続く。

事務員の女性とおしゃべりする猫のスコッティの話題は、専ら推理合戦である。

ミステリ好きであることが、双方から伝わってくるような仕掛けがありつつ、人と猫の会話だと思うと、どこか微笑ましかったりもする。

終盤からは、それまでの様子とは異なる雰囲気に包まれた展開となるのも、意表を突かれた。

おしゃべりする猫がいたら、ちょっと会話してみたい、と妄想が膨らみそうな作品と出会った。

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