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【読書感想】復讐は合法的に

読書
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 書店のオンラインストアでおすすめ本に表示され、著者が本作品で第21回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉としてデビューされたことを知り、興味を持ったことから「復讐は合法的に」三日市零著を読んだ。


 本作品は、弁護士資格を持っているエリスが、「合法復讐屋」として活動する様子が描かれている4編が収録された連作短編集だ。エリスが依頼を受けた仕事によって男性にも女性にも化け、さまざまな肩書きをも演じ分ける用意周到ぶり、ところどころで登場した小学生であり有能な秘書でもあるメープルとのやりとりなど含めて最初から最後まで楽しめた。

 もし、今後、本作品がシリーズ化されることがあれば、エリスが弁護士事務所を辞めたことなどが明かされるような話であったり、メープルが秘書になったきっかけなどを読んでみたくなった。